JaPaN 町家イベント

はじめまして、受け入れ事業部の京都大学工学部1回生の小塚です。
さて、受け入れ事業部のJaPaNイベントが、11月14日(土)に行われました!!

チームJaPaNはその名のとおり、日本文化を世界に発信しようという理念の下、活動しています。
その一環として、京都の町屋をオリエンテーション形式でまわり、
「THE日本」である京都の文化を知ってもらおうという目的で開催しました。


最初は冨田屋に集合。冨田屋とは、現在JaPaNチームが受け持っているポーランドインターン生である、モニカのインターン先です。冨田屋では、町屋を見学させていただいたことはもちろん、井戸や蔵、庭などを見せていただきました。


次に、五人くらいのグループに分かれて、箔屋野口の野口康さんと息子の琢郎さん、創作着物夷風の南進一郎さんの
お話を伺い、水野写真館を見学させていただきました。
まず、箔屋野口さんでは、

「現代では金箔を延ばすのも機械化されているから貼りつけた模様さえない、1枚型の金箔をよく見かける。実は機械がなかったころにはできる限り金箔を打つ手間を省くために、余った金箔で余白を接ぐ、という手法があった」

というような金箔のお話をしていただき、また尾形光琳の描いた金箔障壁画の金箔の模様のでき方について熱い思いを話していただきました。


夷風では着物に絵を描くところや、町屋での生活について話していただきました。町屋は外の様子を知ることはできるが、中の様子を見ることは難しくできており、京都の人の、自分のことは知られたくはないが、他人には興味があるというような性格を表していると思うとおっしゃっていました。


水野写真館では、町屋の普段の生活で使うかまどなどを見学させていただき、また京都の写真家である水野克比古さんのとても美しい写真を拝見しました。京都の風情が凝縮されたような空間でした。



このように、それぞれ様子が違った町屋を見ることができ、普段は触れることのできない日本文化に触れることができたので大変満足しています♪イベントに参加してくださった方々も満足してくださったようなので、イベント大成功でした!!