南宇治中学校事前授業

こんにちは!
送り出し事業部 Poverty Solution Program の道久真理絵です。
10月25日(月)に南宇治中学校で行った授業について報告させていただきます。

南宇治中学校では10月30日(土)にグローバルフェスタという、
「総合的な学習の時間」の一環として行われている国際理解学習が予定されており、
その際は帰国したインターン生に授業をしてもらうことになっています。
今回は事前授業として、私たちアイセックメンバーが「世界はいま」というテーマで、
特に発展途上国の現状に関する授業を行いました。

まずは、世界のお金事情についてです。
衣料品がなぜ安く買えるのか、ということを考えてもらい、
発展途上国の給料が不当なほど低い場合があること・
子供が不当に働かされている現状があることなどを知ってもらいました。

世界の学校事情については、発展途上国においてどれくらいの割合の子供が
中学校に通うことができているのかを予想してもらいました。
正解は34%で、この数値に驚いた生徒さんも少なくないようでした。

次に世界のトイレ事情についてです。
そもそもトイレを使わない文化があったり、
トイレを使用しないと衛生上問題となったりしていることを説明したうえで、
発展途上国であるインドで衛生的なトイレがどのくらい普及しているか
についてクイズを出しました。
正解は29%です。日本では考えられない数値ですよね。

そして医療問題についてです。
近年特にエイズが問題となっていること、世界には十分な治療を受けられない人がいること
などについて知ってもらいました。

今回は班に分かれてクイズの正解率を競ってもらいました。
優勝した班の賞品は今年の夏にスタディーツアーで行ったカンボジアの子供の写真でした。

最後に、私たちは比較的恵まれているということ、
世界の軍事費用のたった5%で貧困解決ができるということ、
そして自分たちで貧困について考え行動してほしいということを伝えて授業を終えました。


<授業の様子>


生徒さんたちは積極的に授業に参加してくれて、
私たち自身もとても楽しむことができました。
南宇治中学校の先生方、生徒さんにこの場を借りてお礼を申し上げます。
ありがとうございました!

今後グローバルフェスタについても報告させていただきますので、ぜひご覧ください!

文責:アイセック京都大学委員会送り出し事業部
    Poverty Solution Program 道久真理絵