貧困問題に関する討論会報告

こんにちは!Humanity Encouraging Project(人間性探求プロジェクト)一回生の境達樹です。今回は7月3日に龍谷大学から大林稔先生をお招きして行った討論会について報告させていただきます。
今回の討論会はインターン生の方が実際にインターンシップに行く前に、当プロジェクトのテーマである‘貧困問題’について考える機会を設けようという主旨で行われました。

初めに、外務省や国連開発計画など様々な職場を経験され、現在は龍谷大学の教授でいらっしゃる大林先生からNGOに関する話を伺いました。大変興味深いお話を聞くことができ、なかでも印象に残ったのが、ラテンアメリカ等の途上国では大部分が貧困層である、つまり一般の人が貧困者であるということです。今まで私は‘貧困’の定義について深く考えたことがありませんでした。しかし、今回お話を聞いて「皆が貧困である状況なら、それを貧困と定義してよいのか?貧困とはあくまで相対的なもので、誰かが豊かであるから、誰かが貧しいのではないか?絶対的は貧困とは何なのか?」など、貧困とはそもそも何なのかということについて深く考えることができました。

次に、3つのグループにわかれてグループディスカッションが行われました。このディスカッションでは‘貧困はどうしてうまれるのか?また、貧困の解決策はなにか?’というテーマで話し合われました。各グループは貧困問題のなかでも特に教育問題を取り上げ、白熱した議論を繰り広げていました。私は貧困問題について人と話をするのが大好きなので、もっともっとこのような議論の場をつくっていきたいと思いました。

最後に各グループによるディスカッション内容の発表が行われました。各グループは主にエイズや医療など、様々な問題を教育と結び付けてその解決手段を考え、少ない準備時間にもかかわらず、各グループ素晴らしい発表でした。

今回の討論会では、恵まれた環境で暮らしている日々の生活の中ではあまり考えることのない内容について深く考える機会を得ることができ、大変充実した時間を過ごせました。インターン生の方は、今回の討論会で各々考えたことをインターンシップに活かしていってほしいです。
またこのようなイベントを行うことができればうれしいです!

最後に、お忙しい中、日曜日にもかかわらずお越しいただいた大林先生、本当にありがとうございました。



文責:アイセック京都大学委員会 人間性探求プロジェクト 境 達樹