インターンシップ事前勉強会

こんにちは、Global Awareness Programメンバーの浅野倫矢です。
12月13日(日)、当プログラムは今後出国予定のインターン生の勉強会を行いました。

この秋にインターン生を募集そして採用して以降、
当プログラムではインターン生の事前準備として、
日本の国際理解教育について知り、考えられるような活動を行ってきました。
まずは1人のインターン生と2、3人のメンバーとで個人の考える国際理解と、
その国際理解を深めるための学校教育のあり方や
望ましいインターンシップの内容について議論し、
そして議論をとおして得た自分の意見を学校の先生にぶつけるため、
また実際の教育現場を知るために学校を訪問しました。
そして最後の活動として、これまでの活動内容を各インターン生およびメンバーで共有し、
さらに国際理解教育について理解を深めるために行ったのが、冒頭でも触れました今回の勉強会です。
それではその勉強会について、写真を交えながら紹介したいと思います。

〜はじめに〜
アイスブレーキングとして、テレビ番組「リンカーン」の
「激論!朝までそれ正解」というゲームをしました。
これはそれぞれの参加者が出題された問題に対して自分なりの解答を発表し、
全員の解答が発表された後、その中で最も妥当な解答を議論で決定するゲームです。
このゲームをとおしてなじみの薄かったインターン生とも打ち解けて話すことができるようになりました。

〜第1部〜
情報共有ということで、インターン生にこれまでの活動で考えたことや
訪問した学校の国際理解教育について発表してもらいました。
加えてメンバーより、杉本均先生(京都大学教授)と
立命館大学の先生より伺った話についても発表がありました。
レジュメの量はA4が10ページ、時間にして約1時間という発表になりました。
インターン生がしっかりと自分の意見を話し、
またそれぞれが聞いてきた話もバラバラだったので、中身の濃い1時間でした。

〜第2部〜
外部講師として、京都市教育委員会より今西恭子様(指導部学校指導課人権教育係長)を招き、
京都市の外国人教育・国際理解教育に対する取り組み、
国際理解教育に関して京都市が抱える課題点等を話していただきました。
皆、メモを取りながら真剣に話を聞いていました。
個人的にも教育委員会の職員という、これまで直接話を聞くこともなかった方ということで、
興味深く話を聞かせていただきました。

〜第3部〜
今西様を含めてグループに分かれ、ワークを行いました。
ワークの内容は、これまでの活動で得た日本の国際理解教育の現状について考察しつつ、
それをどのような状態にすれば、当プログラムのテーマである
「人々が世界中の人たちと隔てなく接することができる社会」を達成することができるのか。
さらに、自分がインターンシップに行く中で、どのようなインターンシップを行い、
何を日本に持ち帰り、日本でどのような活動をすれば、
先のテーマ達成に寄与できるか、を考えるというものでした。
最後には、上の内容を模造紙にまとめて発表してもらいました。
約100分という限られた時間の中でしたが、どのグループも多くの意見を交わし、
いいワークができているようでした。


これで当プログラムが提供するインターンシップ事前準備も終わりです。
あとは、インターン生の皆さんを送り出し、
よりよいインターンシップを無事に全うしてきてもらうことですね。
メンバー一同頑張りたいと思います。

最後になりましたが、以下の皆様には一連のインターンシップ事前準備活動に
快く協力していただき本当に感謝しています。ありがとうございました。
・今西恭子様(京都市教育委員会指導部学校指導課人権教育係長)
・杉本均先生(京都大学教育学研究科教授)
京都市立室町小学校         ・京都市立養正小学校
宇治市立南宇治中学校        ・京都市立洛友中学校
京都市立日吉が丘高等学校      ・京都市立堀川高等学校
(順不同)