Broadening Horizons Programプレパレーションセミナー

こんにちは、送り出し事業部Broadening Horizons Program の
森有彌(京都大学 総合人間学部1年生)です。
先日、私たちのプログラムではインターン生の方に出国前の準備として
プレパレーションセミナーを行いました。
その内容を簡単に報告させていただきます。
今回のプレパレーションセミナーの目的は、
インターン生の方がインターンシップに行くにあたって、
視野を広げることの大切さに気づいてもらうこと、
また実際に他人の持つ様々な知識や視点を吸収してもらうということでした。
外部講師には、
安藤和雄教授(京都大学東南アジア研究所.実践型地域研究推進室.室長)
に来ていただきました。
安藤教授は、東南アジアを中心に地域開発の研究をなさっています。
プレパレーションセミナーの内容は、前半に安藤先生による講演でした。
その中で先生には、青年海外協力隊で活動されていた経験を話していただきました。
また先生は、海外に行く時には本から得た知識を信じきるのではなく、
むしろ捨てるぐらいの真新しい気持ちで臨むのが良いとおっしゃっていました。
普通とは異なった見方をした実践的なアドバイスでした。

後半にインターン生の方とアイセックメンバーとで二部構成のディスカッションを行いました。
第一部は、インターシップ生の方がディスカッションのテーマにしたいとおっしゃっていた
“フィリピンの性産業に代わる新たな経済発展の方法”について行いました。
最初のディスカッションなので、みなさん緊張していましたが、話が進むにつれて、
少しずつそれぞれの考えがぶつかり合うようになりました。

第二部は、同じくインターシップ生の方がディスカッションのテーマにしたい
とおっしゃっていた“食糧問題”と“情報格差”について、分かれて行いました。
場の空気もほぐれてきて、最初から意見が飛び交いました。
このディスカッションの最中に、安藤先生に話をしていただきました。
情報格差と言われているが、先進国が情報格差を本当にまぬがれているのか?
など、一同聞き入ってしまう話もありました。


インターン生の方には本日ここで行ったディスカッションにできる限り近いテーマで、
インターンシップ先でもディスカッションを行ってもらう予定です。
海外でどのような意見を聞けるのか楽しみですね!!

そして、一通りコンテンツを終えた後は懇親会です。
安藤教授とインターシップ生とアイセックメンバーで、インド料理を食べに行きました。
なんと、食べに行った店は、安藤教授もご存じで、
店員の人に本場の味付けにしてもらえました。
食べている間、インターシップ生の方のインターンシップへの思いを聞け、
安藤教授の海外のこぼれ話を聞けました。
料理もおいしくて、楽しい懇親会になりました。

安藤先生は、一度は海外に行って日本と見比べて欲しい、ともおっしゃっていました。
様々な物事の見方は大切なのだと感じたプレパレーションセミナーでした。

文責:アイセック京都大学委員会送り出し事業部
   Broadening Horizons Program 森友彌