Poverty Solution Programが南宇治中学校のグローバルフェスタに参加しました!

こんにちは!
送り出し事業部Poverty Solution Programの2年の坂本彩由里です。
先日10月30日(土)に南宇治中学校で行われたグローバルフェスタに、わたしたちも参加させていただきました。
このグローバルフェスタは、南宇治中学校で「総合的な学習の時間」の一環として行われている国際理解学習の機会です。今回わたしたちは、先日インターンシップから帰国したインターン生の方々に授業を行っていただきました。

今回は二人のインターン生の方に授業を行っていただきました。
1人目のインターン生の方は、京都大学文学部3年生の中尾友香さんです。中尾さんはタイでエイズについて、現地の中学生や高校生に授業を行うインターンシップを行われました。その経験を生かして、今回の授業ではエイズについての正しい知識を伝えるとともに、タイの文化に関するクイズ、タイで目にした貧困の問題などを踏まえた授業を行ってくださいました。
グループワークでは、どんな「貧困問題」があるか、今貧困問題に対してどのような取り組みがなされているか、ということを班ごとに話し合い、発表しました。授業を受けた中学生たちは、こういったことは改めて聞かれると答えにくく、なかなか難しかったようですが、お互いに意見を交換しあい、わきあいあいと意見を出し合っていました。

2人目のインターン生の方は、立命館大学経済学部3年生の布山裕梨さんです。
布山さんは、本人の父親とフィリピン人の母親との間の子供(Japanese Filipino Childrenの略でJFCと呼ばれます。)に対する、日本語教育などを含めたさまざまな支援を行うインターンシップを行われました。今回はそのインターンシップの内容も踏まえて授業を行っていただきました。
フィリピンの人口はどれくらいか、フィリピンの言葉「ハロハロ」とはどういう意味か
(正解は「ごちゃまぜ」だそうです)などを生徒の方々にグループになって考えてもらい、和やかな雰囲気で授業がすすめられました。布山さんはフィリピンの人達と日本人の時間の感覚の違いや、布山さんが行かれたフィリピンの美しい海の様子など、実際に現地に行かないとなかなか見聞き出来ないことも話してくださり、生徒の方々にとって海外に目を向ける良い機会となったのではないかと思います。私自身も初めて知ることが多くとても勉強になりました。



授業の最後には、タイとフィリピンそれぞれの食を体験しようということで、メンバーでタピオカミルクとフルーツサラダを用意し、みんなで試食をしました。
味については様々な意見が出ましたが、他の国の文化に少しでも触れることができたのではないかと思います。

日本にいると、他の国の様子、文化、また貧困の問題というものに触れる機会は限られてきます。その中で、今回の授業を通して中学生の生徒の方々が自分とは異なる環境のことを知ることができたのは、とても有意義なものだったのではないかと感じています。
また、インターン生の方も自分のインターンシップでの経験、学んだことを人に伝える
ことを通して、自身のインターンシップをより深く振り返ることができたことと思います。
これからも、Poverty Solution Programではこのような機会を提供していけたらと考えています。

今回、ご協力していただいた南宇治中学校の方々にこの場を借りてお礼を申し上げます。
ありがとうございました。



文責:京都大学委員会送り出し事業部
Poverty Solution Program 坂本彩由里