教授団体訪問を行いました!

こんにちは!
送り出し事業部Poverty Solution Programの一年 林志保です。

12月11日にインターンシップ事前準備の一環として討論会を行いました。当日は、インターン生3名とプログラムメンバーが参加しました。外部講師として龍谷大学の大林稔様にお越しいただきました。当日は3部構成で討論会を行いました。

1部は教授団体訪問報告です。教授団体訪問とは、インターン生が貧困問題解決に関わっていらっしゃる先生や団体を訪問し、発展途上国や貧困問題についてお話を聞いてきたものです。今回は、オイコクレジットジャパン様、エンゼル協会様、京都大学准教授木村亮様について発表してもらいました。インターン生はインターンシップに活かそうという姿勢で、特に自分が訪問できなかった教授団体の話を良く聞いていました。
2部は大林稔先生のお話です。大林先生は龍谷大学でアフリカの政治経済や日本のODAについて研究しておられます。当日は、とくにアフリカについてユーモアあふれるお話をしてくれました。例えば、発展途上国貧困層の人々の行動形態に一番にている日本人は誰か?という質問をされました。参加者は、ホームレスの人や、働く意欲のない人と答えました。しかし大林先生の答えは、「零細会社の社長」でした。なぜなら、貯金をしつつも、上手く借金をして資金を得るというお金の細かいやりくりの仕方が似ているからだそうです。お話を通して、現地を長期間みてこないと分からないようなお金の感覚、生活の様子などがよくわかりました。NGOといったボランティア活動は、発展途上国の生活すべてをだめだと決めつけて根本的な変革を求め、勝手に施設を作るなどするのではなく、現在成立している現地の人々の生活にオプションとして付け加えるような活動がいいとおっしゃっていました。

3部はディスカッションです。各インターン生に自分の気になる貧困問題を調べてきてもらい、その問題の解決策等についてグループに分かれて話し合いました。紛争問題と児童労働問題について話し合いました。自分たちが実際できる解決策というものはなかなか見つけづらかったようですが、貧困問題について考え直す良い機会になったのではないかと思います。今回の討論会で貧困問題を様々な切り口から考えなおすことができたと思います。インターン生の方はインターンシップ中に見たいこと、やりたいことが見つかったと思います。是非インターンシップで生かしてほしいです。

文責:アイセック京都大学委員会 送り出し事業部 
Poverty Solution Program 林志保