「家族と教育」について議論 ―第四回@ゼミ―

発信力向上企画の京塚和佳奈です。
今回は2月6日(日)に行われた第四回@ゼミについてご報告させていただきます。
発信力向上企画と@ゼミについては当企画のHP をご参照ください。

今年度最後の@ゼミとなった今回のテーマは「家族と教育」!
京都大学国際交流センターの河合淳子教授をお招きして、家族と教育に関するプレゼンをいただき、その後のディスカッションにも加わっていただいて参加者の議論を深めていただきました。

まずアイスブレーキングとして参加者それぞれの現在の家族構成や将来の理想の家庭像などをグループ内で発表してもらいました。将来結婚するか、子供になんと呼ばれたいか、などの項目で盛り上がっていたようです。
プレゼンでは人間が「社会化」されることについて社会学的観点から説明を受け、『アヴェロンの野生児』という人間の親に育てられなかった子供の人生を描いた映画の一部を鑑賞し、「社会化」の場としての家族の働きについての説明を受けることで、家族という集団が担う教育についての理解を深めました。

その後のグループワーク①では、子供を取り巻く環境を分類してそれぞれが何を子供に教育するのかということを話し合いました。「学校」という環境は知識や集団行動の仕方を教育する、といった様に意見を出し、それぞれのグループが違う環境や教育内容をあげているのを共有して多様な教育の在り方を認識しました。

グループワーク②では、①で挙げたような教育能力を各環境が十分に発揮するために、「家族」という集団は何をすべきかという議題でディスカッションを行いました。子供の年齢を追って議論したグループ、逆にしてはいけないことを考えたグループなど、議題に対するアプローチ方法も様々で、あらゆる角度からの意見を共有することができました。

講師講評では河合先生から、ドイツの教育の例を挙げて「発信力のためには普段からの訓練が必要」というお言葉をいただきました。
一年間@ゼミやNF講演会で発信力向上のために活動を行ってきた私達ですが、このような発信の機会が皆さんの発信力のために少しでも力になれたなら幸いです。

文責
アイセック京都大学委員会 企画事業部
発信力向上企画 京塚和佳奈