京都小泉勉強会

こんにちは。京都着物企画1回生の角屋真由子です(^^)
5月26日、着物企画に入って初めての渉外として、京都小泉株式会社様に着物の勉強会をしに行ってきました!

まず建物に入って目についたのが”創立295周年”という文字。とても歴史のある会社なんですね〜。そしてなんとその歴史ある会社の会長さんが社内を案内してくれました!
早速着物の展示会場へ。

会場の中でも特に私の目をひいたのは男性用の着物の最新コーディネート。着物にハットを合わせるというなんともファッショナブルな着こなしでした。こうやって着物も時代と共に進化を遂げて行くのだなと思いました。

また最近の着物事情についてのお話も聞くことができました。一般的に着物と聞くとお高いイメージで手を出しにくいですが、もっと手軽に着物を普段着として楽しめるようにと、価格を10万円以内に収めた若い世代向けのものがありました。

因みに着物はその生地そのものよりも仕立て代の方が高くつくことが多いのですが、仕立てを海外に委託してその費用を抑えるといった多くの工夫がなされているそうです。デザインも帯に猫の柄が入っているものなどがあって、成人式に着る振袖のような着物とはまた一味違った、素朴で可愛いものばかりでした。

一通りお話を聞いた後は、洗える着物、合成繊維の着物、といった現代の私たちの洋服に近い感覚の着物を見に行きました。せっかく着物を買っても一々お洗濯が面倒では確かに着にくいかもしれませんが、これならば分の家でも洗えるので洋服同様に気軽な気持ちで着られると思います。

最後に浴衣の展示室に行きました。女性向けファッション誌に掲載されている浴衣もこの会社のものらしいです。どれも可愛い浴衣ばかりで夏が楽しみになってきました!

日本人は海外に出て外国の人に日本のことを尋ねられると案外何も知らない、とよく言われますが、この勉強会を通して本当にその通りだなと実感しました。今回少しでも着物の知識がついて良かったです。夏になれば若い子でも浴衣を着ますが、そんな風に普段着として着物を着る日本人がどんどん増えていってほしいものです。海外に誇れる日本の文化のひとつとして、これからも着物についてもっと勉強していきたいです。

文責:アイセック京都大学委員会
京都着物企画 角屋真由子