堀川高校での合同イベント

こんにちは!Humanity Encouraging Project(人間性探求プロジェクト)2回生の西岡沙季です。今日は5月24日に行った京都市立堀川高等学校との合同イベントについて報告させていただきます。

私たちはインターン生の方のインターンシップ前準備として、実際に発展途上国で支援活動などをされた方のお話を聞く機会を設けています。5月24日には以前青年海外協力隊員としてネパールで2年間働かれ、現在は堀川高校で理科の教員をなさっている大槻一彦先生のお話を伺いました。
また、既にインターンシップに行かれたインターン生の方2名の報告会を、高校生も交えて開かせていただきました。

初めにインターン生の報告を行ったのですが、フィリピンに行かれたインターン生の方は、日本国内の貧困問題も交えてフィリピンの現状について詳しく教えてくださり、タンザニアに行かれたインターン生の方は、人々との交流や現地での苦労について話してくださいました。報告しているお二人の姿を見て、インターンシップを通しての成長を実感することが出来ました。

大槻先生のお話では、青年海外協力隊員として現地に行くまでの過程、現地での活動について詳しく教えてくださり、インターン生の方々だけでなく私達Humanity Encouraging Projectのメンバーにとっても大変勉強になりました。中でも印象的だったのは、以前は電気が通ってなかった村に電気が通ったことで、かつては暗い中でも小さな明かりをともして楽しく喋っていた人々が電気無しでは活動出来なくなってしまった、という話でした。その時に大槻先生が同僚の方から言われた「発展することで得るものもあるけど、失ってしまうものもあるんだ。」という言葉は特に心に残りました。先進国に住む私達は発展途上国の発展は良い事だととらえがちですが、負の面も考えなければいけないと改めて感じさせられました。

イベントに参加してくれた高校の生徒さん達も興味深そうに話を聞いてくれて、多くの方々と交流もすることもでき、楽しいイベントとなりました。協力してくださった堀川高校の皆さん、本当にありがとうございました。

文責 人間性探求プロジェクト
   西岡沙季